婚礼座布団をクッションや丸座布団などにリメイク

兵庫県のお客様から、「使わない婚礼の座布団10枚あるのですが、何か別の物にリメイクできますか？」とお問い合わせをいただきました。

座布団は一般的に、使い古した綿や等級の低い綿を使用しており、打ち直しができない綿が多いのが現状です。ですので、座布団の綿が打ち直し可能かまずは判断しないといけません。

座布団の綿を少し送付いただき確認

当店近くにお住いのお客様でしたら、直接座布団の綿を確認できるのですが、遠方のお客様は直接拝見することができません。
座布団をお送りいただいても打ち直し不可の場合もあり、送料がもったいないため、当店では初めに団子ぐらいの量の綿を座布団からちぎって送付いただいております。

送付していただく座布団綿は、外側と中央の綿です。
まれに外側と中央の綿が異なる場合があるため、必ず２種類お送りいただいております。

お客様から送付していただいた中綿は打ち直し可能な綿でした。

ただ、ポリエステルの混じった混綿でしたので、お客様に意向を聞き、打ち直しをご希望になられましたので座布団をお送りいただく事になりました。

ポリエステル綿は、肌馴染みが悪く蒸れやすいので、当店では打ち直しをおすすめしておりませんが、お客様の意向によっては、お仕立てをお受けしております。

後日、座布団10枚が届きました。

生地から綿を取り出し、綿は打ち直しへ出します。

打ち直しされた綿はシート状に戻り、その綿を布団職人が生地に入れていきます。

重量が13.3kgありましたので、必要な座布団と枚数をお聞きし、お仕立てできる座布団と枚数を選定しました。

ご注文内容は以下の通りです。

クッション・座布団はすべて無地（クリーム色）の生地で、ダイニングチェアー座布団カバーはリーフ柄（ダークブラウン色）でご注文頂きました。
ダイニングチェアー座布団カバーの詳細は「リーフ柄のダイニングチェアー座布団カバーをオーダーメイド」でご確認ください。

ダイニングチェアーの座面はサイズや形が様々ですので、型紙をお送りいただき、生地を裁断いたします。

背もたれの形や棒の位置はダイニングチェアーによって異なりますので、型紙に固定紐の位置も記していただいております。

ご注文内容が決まりましたら、生地の裁断・縫製にかかります。
縫製した生地に打ち直した綿を入れて、綴じを施し完成です。

婚礼で親が持たせてくれた物なので捨てるのは心苦しい、捨てるのはもったいないなど、皆様色々な感情持ちながら押し入れにしまい込んでいる使わない婚礼布団や座布団ですが、布団職人によって毎日使う座布団に生まれ変わります。

婚礼座布団のリメイクに興味ありましたらお気軽にご相談ください。

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